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留学のための英語 Ⅲ

◆ IELTS対策

イギリスの大学・大学院を受験する場合、TOEFLよりもIELTS受験が求められる場合が多い。この項を執筆するために、IELTSのサイトをチェックしたのだが、英検と組んで実施している!さらに驚いたことには90日ルールが撤廃されていたことである。わたしが大学院留学準備をしていたころは、一度受験すると90日間IELTSを受験できないという規定があった。このため、計画的に受験することが求められたのだった。

IELTSはReading Writing Speaking Listeningの4分野について能力が図られる試験であった。どの分野についても試験形式が異なるため、TOEFL対策とは別の、入念な準備が求められた。Readingは、制限時間内に読み終えることができそうにない量の英文を読まされる。このため、トピックセンテンスなど文の構造を素早く把握して、必要な情報を素早く読み取るスキルが必要。Writingは、TWEと同様の課題について、合計400語程度の英文を執筆する。Speakingは、面接官と1対1のインタビュー形式で実施される。あるテーマが与えられ、その内容に関して掘り下げた質問を受けるという内容。

厄介なのは、WritingとSpeakingだった。

そこで、ブリティッシュカウンシルのIELTS対策講座(全部で3か月くらい)を受講することにした。この講座は、試験形式に慣れるためにはとても有効だった。また、イギリスの発音に慣れるため、BBCのビデオ教材を無料で視聴できたことも良かった。

Speakingは、国により採点にばらつきがあるとかで(日本は厳しめに採点されるらしい)、わざわざ国外に受験にいく人もいる。わたくしはそこまでしなかったが・・・

◆ 自助努力

語学学校で学ぶ内容は、英語学習のなかのほんの一部分にすぎない。常日頃から自分自身で疑問に思うことをストックしておいて、ネイティブに「これで大丈夫か?」という質問をする。このような形での利用をしていかない限り、コストは青天井になってしまう。そこで、留学準備中に心がけていたことをいくつか挙げると・・・

①英字新聞の購読
Daily Mainichiを毎日読むようにした。作文やインタビューの際に、日本のことを問われることがあるので、使えそうな表現はスクラップして、何度も見直した。日本の習慣だとか、スポーツについてなどというおおざっぱなテーマほど、わたしは苦手だったので。

②論文のチェックを依頼した人に家庭教師をお願いした
カナダ人のネイティブスピーカーに、週に一度、2時間ほど作文と会話のレッスンを受けた。

③大学院留学を目指す人と、勉強会
新聞の切り抜きを素材に、20くらい質問事項をつくり、3人くらいのグループに分かれてディスカッションを行う勉強会を立ち上げた。学部や専門を問わず、英米圏に留学したい人を対象に。結果的に、ここでの鍛錬がコスト的にも質的にもいちばん有益だったと考えている。最終的に、当時のメンバーはシカゴ大学、ハーバード大学などに留学していった。

最終的に、TOEFL600点、IELTS7.0の壁を超えることができたが、留学してみて実感したことは、このスコアでは「まったく足りない」ということだった。






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看護学校の補欠合格について

こんにちは。 県内の看護学校を受験中の方のなかに、「補欠通知」を受け取っている方がいると思います。 これは、「あなたには補欠で合格となる可能性があります」という通知で、決して合格通知ではありません。 補欠で合格となる場合、書面に記載されている期限までに、看護学校側から電話連絡があります。その電話連絡が始まるのは、授業料納入日のあとです。 看護学校側が、授業料納入者の数を確認し、入学者の人数が足りない場合に、補欠合格を出します。 ですので、今年は、ぐしかわ看護の補欠合格の連絡は12/16(金)のあと、北部看護の場合は12/19(月)以降です。 補欠通知は、合格通知ではありません。 現に、補欠通知を受け取ったのに合格に至らなかった受験生は、過去に多くいます。 学校側から連絡があるまで、気を抜かないことです。 まだ「受験生」であるという自覚をもち、気持ち、生活リズム、学習環境を整えてください。 補欠通知が合格通知になるといいですね。 それでは。

前期試験が終了しました

 先週土曜日に、那覇看護専門学校と北部看護学校の前期入試が行われ、2020年実施・2021年入学の前期入試日程が合格発表を残して、一段落しました。 残席数を更新します。表の数字でマイナス表示になっている箇所は、すでに定員を超過しているためです。これまでの結果から、後期入試に向けた展望をお示しします。 [北部] 前期・1次通過者は60名。このうち前期試験では40名程度が合格するものと思われます。北部看護の数学は例年難問が多かったのですが、今年の試験は那覇やぐしかわの問題に近いものが出たみたいです。数学が得意な受験生には有利な試験になりそうです。 [那覇] 前期・1次通過者は90名。このうち前期試験では51名が合格。定員の120名を超過しています。 [ぐしかわ] 前期合格者は54名。昨年並みに推薦入試で合格者を確保しているため、80名の入学定員をすでに超過。前期試験では補欠通知を出している模様。後期入試は激戦が予想。 [沖縄] 前期合格者は45名。推薦入試で40名合格させているので、入学定員を超過。後期入試はかなりの激戦となりそうです。 [浦添] 前期合格者は65名。残席は5名。後期試験では5名程度の合格者を出すものと思われます。

浦添看護・追加合格が出ています

浦添看護前期試験・追加合格者が出ました。11月25日が手続き締切の日であり、欠員が出たものと思われます。これにより、リベラルアーツからの浦添看護受験者は全員合格を勝ち取りました! 現在、北部看護(手続き締切は12月6日)・ぐしかわ看護(11月29日締切)は補欠通知を出しています。 補欠通知を手にされている方は落ち着かない日々が続きますが、ともあれ、まずは週末の沖縄看護前期入試に全力を注ぎましょう。