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2021沖縄県内看護学校入試概況

 2021年実施の、沖縄県内看護専門学校推薦入試・前期入試の概況をまとめました。 2021年合格者数   北部 ぐしかわ 浦添 那覇 沖縄 推薦 35 30 60 60 36 前期 40 46 59 59 55 2020年合格者数   北部 ぐしかわ 浦添 那覇 沖縄 推薦 NA 34 50 78 40 前期 36 54 65 51 45 後期 10 4 12 10 10 [北部] 推薦入試合格者数は非公表のため、推定の数字です。2021年前期合格者数は昨年36名から4名増。2021年前期受験者数は65人前後でしたが、10人程度一次不合格にしています。昨年同様、数学の問題は基本問題ばかりとのことでした。一昨年前までの、数学が極端に難しいために平均点が低い、ギャンブル的要素の強い試験ではなく、きちんと勉強してきた人が報われる試験になっているようです。後期試験もこの出題方針が維持されると考えます。 [ぐしかわ] 推薦合格者を減らしています(34→30)。ぐしかわ看護はここ数年、受験生を厳選している印象を受けます。受験生の中には、県立看護大などの4年制大学を併願する受験生もいるため、今後、繰り上げ合格者を出すものと思われます。例年、補欠通知の有効期限が3月末。中には後期試験後に、繰り上げ合格の連絡を受ける人もいます。 [浦添] 推薦入試で昨年より10名多く合格者を出してい

基礎とか、基本とか。

 基礎基本の大切さを、強調しない受験指導者はいないと思います。しかし、何が基礎であり何が基本となるのかについては、受験指導者の考え方で変わってくるでしょう。 リベラルアーツの数学指導を例に考えてみたいと思います。 数学における基礎とは、定義です。 テキストや参考書で、●●とは××である。とか、●●は△△とする。と、書いてある部分です。三角比のところで、「sinθ=y/r, cosθ=x/r, tanθ=y/x とする」とありますが、これなんかが定義になるわけです。 定義は、丸暗記してしまう。 これが大切。 定義をしっかり覚えていれば、公式をど忘れしても、公式を自力で導くことができます。ちょっとした応用問題で解答の方針が見つからない場合、定義にたちかえることで方針が見つかることもよくあります。 リベラルアーツの授業では、「二次関数の平行移動とは?」「180°までの範囲で三角比を考えるとき、コサインの定義は?」といったことを何度も何度も何度も何度も、しつこいくらいに答えてもらいます。数学を苦手とする人は、定義をおろそかにしているからです。 数学は、定義から始まり、公式を導き、議論を進めていく学問です。定義をおろそかにする者は、応用問題で泣く。というわけで、定義こそが数学における基礎基本事項なのです。

対面が主、オンラインは従

 昨年、今年のコロナ禍の中で、リベラルアーツはオンライン授業に取り組んできました。リベラルアーツ看護コースでは、 教室での集団授業 Zoomを利用したオンライン授業 過去の授業を収録した動画視聴 の3本柱で受講してもらっています。 2年間にわたるオンライン授業を提供して得た結論は、 対面授業がメインであり、オンラインや動画視聴はサブ ということです。スマートフォンなどの機器や、Zoomなどビデオ会議システムの技術革新が進み、今現在の受講環境より優れたものになることは十分考えられます。しかし、いまのところ、リベラルアーツにとっては対面がメインになると思います。理由は、 高校卒業から時間がたち、学習習慣を再度身に付けるためには、一定の時間、緊張感をもって授業を受ける必要がある 対面であれば、授業を受けているときの表情や、ノートの取り方、問題を解くときの手の動かし方から、理解しているのか、していないのかを講師が把握できるがオンラインではそれができない 国語力に課題がある受講生が多いため、何がどうわからないのか、言葉にできない。言語化できないから、質問が億劫になる。対面であれば、ノートなどを見ることで、どこで理解に躓いているか把握でき、質問力の不備を講師が補える。オンラインではこれらの点が困難 といった点が挙げられるからです。 感染症対策や、隙間時間を効果的に活用するという目的で、オンライン授業や動画視聴は重要な手段であり続けるでしょう。ただ、オンライン授業を意味のあるものにするには、 集中して授業を受けること 理解できない箇所があるときは、どこが理解できないのか、線を引くとかポストイットをテキストに貼るなどして記録し、速やかに質問する習慣をつけること が必要です。