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「はたらく細胞」、推し。

「生物基礎」が看護専門学校の試験科目として課されるのは、沖縄県内では沖縄看護のみですが、「生物基礎」で学ぶ内容は、看護学校で学ぶ解剖生理学や微生物学の基礎にあたります。とくに、体内環境の維持の単元は、血液循環や腎臓・肝臓のはたらき、自律神経とホルモンの協働、免疫と、モロに看護学校で使う知識といえます。 推薦入試で合格し、生物基礎の学習が途中で終わった受講生向けに、おススメのマンガを紹介したいと思います。「はたらく細胞」(清水茜 作)という作品です。一言で言ってしまうと、免疫の場面で活躍する細胞を擬人化し、体内に攻撃をしかけてくる細菌やウィルスなどの外的に立ち向かうストーリー、なのですが、実によくできていると思います。 「それぞれが自分の仕事を全うしただけなのにこんなことになってしまうとは…こうなることがわかっていれば…いや…わかっていてもやるしかなかったが」とは、「第2話スギ花粉アレルギー」での白血球のセリフです。免疫のところで、アレルギーのことを学んでいると、「なるほどなー」と思えるわけです。 もちろん、生物の知識がなくとも十分に楽しめるので、ますはこの作品でざっと免疫についてのストーリーを頭に入れ、そのうえで生物基礎のテキストを読むというのもアリだと思います。 ぜひ、一読を。