昨年、今年のコロナ禍の中で、リベラルアーツはオンライン授業に取り組んできました。リベラルアーツ看護コースでは、
- 教室での集団授業
- Zoomを利用したオンライン授業
- 過去の授業を収録した動画視聴
2年間にわたるオンライン授業を提供して得た結論は、
対面授業がメインであり、オンラインや動画視聴はサブ
ということです。スマートフォンなどの機器や、Zoomなどビデオ会議システムの技術革新が進み、今現在の受講環境より優れたものになることは十分考えられます。しかし、いまのところ、リベラルアーツにとっては対面がメインになると思います。理由は、
- 高校卒業から時間がたち、学習習慣を再度身に付けるためには、一定の時間、緊張感をもって授業を受ける必要がある
- 対面であれば、授業を受けているときの表情や、ノートの取り方、問題を解くときの手の動かし方から、理解しているのか、していないのかを講師が把握できるがオンラインではそれができない
- 国語力に課題がある受講生が多いため、何がどうわからないのか、言葉にできない。言語化できないから、質問が億劫になる。対面であれば、ノートなどを見ることで、どこで理解に躓いているか把握でき、質問力の不備を講師が補える。オンラインではこれらの点が困難
感染症対策や、隙間時間を効果的に活用するという目的で、オンライン授業や動画視聴は重要な手段であり続けるでしょう。ただ、オンライン授業を意味のあるものにするには、
- 集中して授業を受けること
- 理解できない箇所があるときは、どこが理解できないのか、線を引くとかポストイットをテキストに貼るなどして記録し、速やかに質問する習慣をつけること