スキップしてメイン コンテンツに移動

夾叉を得るということ

今読んでいる本
に非常に面白いことが書いてあった。海上で大砲を撃つ際に命中率を向上させる話である。

「それは基本的には大型の双眼鏡を使って、砲弾が海面に着弾したときに高く上がる水柱を観測し、それが目標の手前で上がったか、それとも目標の後ろで上がったかを判定するという素朴な方法で行う。」

「つまりもし砲弾が目標の手前で落下して水柱を上げたならば、それは距離が足りなかったということなので、砲身の角度をほんの僅かに上向きに修正して次の砲弾を発射する。そして2回目もやはり手前で水柱が上がったなら、そのままどんどん距離を伸ばして同じことを繰り返していく。」

「そしてこれを幾度も繰り返して、何回目かでとうとう目標の後ろで水柱が上がったことが観測できたなら、それは砲弾が目標を飛び越えて後ろに落下したことを意味しており、砲術の用語では、このとき夾叉を得たという。」

「もうそれ以上試射や修正を繰り返すことを止めて、砲身をこのあたりの角度で固定してしまい、後はひたすら数撃ちゃ当たるの精神で撃ちまくるのである」

「水柱が手前で上がっていることが観測されているときには、距離の誤差が明らかにマイナスであることがわかっているので、その間は誤差の修正を繰り返していく。しかし夾叉を得て弾着誤差が+方向と-方向にほぼ同距離だけ生じると判断された時点で、一切の修正操作をやめて、後は完全に確率の神の手に委ねてしまうというわけである」

試験を受ける。そして、そのとき気づいた知識の穴や理解不足を修正する。自分でできることは極限まで修正する。しかし、看護学校の試験は就職活動でもある。その年その年で、ほしい人材にばらつきがあるだろう。面接まで進む段階にくれば、あとは「確率の神の手に委ねる」しかない場合もある。ここまでたどり着いたら、腹をくくって、「数撃ちゃ当たる」の精神でひたすら試験を受け続けるのだ。

このブログの人気の投稿

現実は正解なんだ

「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿という」(立川談志)

沖縄看護前期試験

受験者数260名+α 1次通過者81名 リベラルアーツの1次通過率は86%(高3生は100%)でした。

2021沖縄県内看護学校入試概況

 2021年実施の、沖縄県内看護専門学校推薦入試・前期入試の概況をまとめました。 2021年合格者数   北部 ぐしかわ 浦添 那覇 沖縄 推薦 35 30 60 60 36 前期 40 46 59 59 55 2020年合格者数   北部 ぐしかわ 浦添 那覇 沖縄 推薦 NA 34 50 78 40 前期 36 54 65 51 45 後期 10 4 12 10 10 [北部] 推薦入試合格者数は非公表のため、推定の数字です。2021年前期合格者数は昨年36名から4名増。2021年前期受験者数は65人前後でしたが、10人程度一次不合格にしています。昨年同様、数学の問題は基本問題ばかりとのことでした。一昨年前までの、数学が極端に難しいために平均点が低い、ギャンブル的要素の強い試験ではなく、きちんと勉強してきた人が報われる試験になっているようです。後期試験もこの出題方針が維持されると考えます。 [ぐしかわ] 推薦合格者を減らしています(34→30)。ぐしかわ看護はここ数年、受験生を厳選している印象を受けます。受験生の中には、県立看護大などの4年制大学を併願する受験生もいるため、今後、繰り上げ合格者を出すものと思われます。例年、補欠通知の有効期限が3月末。中には後期試験後に、繰り上げ合格の連絡を受ける人もいます。 [浦添] 推薦入試で昨年よ...